

中学3年間のなかで中学2年という時期は、一般的に「中だるみ」が起きやすい時期だといわれています。学校生活に慣れて、友だちとの関係も少しずつ深くなっていく。知らぬ間に気がゆるんで、それが勉強量の減少につながっているようです。そうした事態に対処するため、今年から学年として「自学自習タイム」を設けています。週に4日間、6時間目が終わった後、クラブ活動をしている生徒も含めて全員が40分間、自習に取り組んでいます。その日の授業の復習はもちろん宿題や自分で持ってきた問題集で勉強してもかまいません。自学自習タイム用のプリントも用意しています。この取り組みには、勉強量を確保することや生徒のモチベーションを保つことに加え、早期から「自ら積極的に勉強に取り組む姿勢」を養うという狙いもあります。

夏休みと冬休みに、国語、数学、英語を中心に学期の復習に取り組むセミナーを実施しています。セミナーは習熟度別に行っており、自分の力にあった授業を受けられるので学習内容を無理なく定着させることができます。基本的に午前中は授業で午後からは漢字と英単語のテストを実施。学年として「日本漢字能力検定(漢検)4級」、「実用英語技能検定(英検)4級」の合格を目標に掲げており、午後のテストはそれを視野に入れたものです。漢検と英検の目標はあくまで最低ラインであり、上をめざすのは生徒の自由です。なかには英検準2級に合格した生徒もいます。

10月末に3泊4日で沖縄に行きます。沖縄の自然も楽しみますが、大きなテーマは「平和」について考えること。旅の事前学習として沖縄の戦争の歴史や自然、文化について班ごとに新聞にまとめて学校祭で発表します。現地では、戦時中、看護要員として動員された学徒隊が敵の攻撃から逃れるために歩んだルートをたどったり、民家に宿泊して戦争体験者から当時のお話を聞いたりなど、朝から晩まで平和学習に取り組みます。また、学習旅行の運営にも生徒は携わっています。旅行のしおりを作成するほか、旅行中の朝礼や終礼を行ったり、集合の号令をかけたり、また連絡事項を伝えたりといったことは生徒の役割です。旅行中は教員が生徒の前に立つことはほとんどありません。本校では、中学1年のころから生徒が行事の運営に携わっており、経験を積み重ねていくなかで成長しています。
