
学校教育法及び学校教育法施行規則により、自己評価・学校関係者評価の実施と公表、評価結果の設置者への報告に関する規定が設けられ、幼稚園、小学校、中・高等学校と連携し学校評価を実施しました。
教育理念「独立自彊・社会有為~自由と調和の人間教育をめざして~」のもと、本校では大学合格実績の向上を第一義として、「中学課程は大学入試の礎」と考え教育改革を推進してきました。「温かくじっくり伸ばす追手門大手前」と評判の中、本年は59期高校3年生が6箇年の成果を提示すべき時、模擬テストの数値からも、その成果が待たれるところです。
全般的な満足度は、昨年度と同レベルでした。例年のように生徒・保護者共に友人関係と学校生活は楽しく充実していると高評価ですが、学年や担任による満足度の差は顕著なものとなりました。課題であった教科指導面の向上については担当者による差も見られますが、教科指導の工夫は良い数値として表れつつあります。また、担任指導面のポイントは上昇し、特に、高校3年生、中学3年生の満足度評価は高くなっています。教育改革推進の今、進学指導についてはあと一息のところに達しており、全教員での「教科研修」や「模擬試験受験」などにより、生徒を伸ばすための教科指導力も向上しつつあります。生徒の悩み相談・問題対応で学年や担任の差が見られ、生徒理解面で生徒の様子や生徒への細やかな心配りや、日々の生徒との何気ない対話や温かな思いやりなど、繊細さを研ぎ澄まし生徒を大切にする一層の指導精神を忘れてはならないと考えます。
主任の諸研修を基に他の教員への「育成」姿勢が随所で行動に移され、個人から組織への指導性が発揮され、PDCAサイクルが上手く機能しています。加えて、教員の大きなスキルアップにも繋がり、指導体制の強化となっていますが、全教員が一律に教員力を発揮する事が大切であると思います。
学校評価アンケートの生徒・保護者によるデータは、教育改革の点検材料として重要で、教育改革を物語る価値ある数値と捉え、生徒を伸ばすことを目的とした意義ある提言と考え、検討を行い、新年度課題に組み入れるべく協議をしています。
皆様のご理解とご支援に感謝申し上げ、今後のさらなるご協力をお願い申し上げます。
2011年3月31日
追手門学院大手前中・高等学校
学校長 南 登章生