2018.06.04校長ブログ

SNSについての教職員研修を開催しました

 株式会社ツナグラボ代表取締役の中西將之氏をお招きして研修会を実施しました。以前、本校の中学1年生の保護者を対象に講演会を行って頂いたこともあります。最初に「695 この数は何を表しているのでしょうか?」の問いかけから始まりました。この数字は平成29年中に児童生徒のTwitterによる被害件数で前年の446件の実に1.6倍となっています。また、女子高校生の68.9%が複数のアカウントを持っているとの話もありました。私が全く知らない多くのSNSの内容を具体的に説明していただきました。次のことを生徒に問いかけてみてくださいと、(1)記録に残る可能性があるか?(たとえ〇時間後に消えたとしても「スクリーンショット」などで記録に残すことができる可能性がある。) (2)個人情報の収集を行っているか?(利用規約や安心安全な設定が可能なのか確認する) (3)「#」で知らない人から検索される状態か?(公開、非公開の設定、出会い系のトラブルにつながる)。また、次のインターネットの特徴をしっかりと理解させることが大切であるとも言われました。①全世界に公開される。②記録も残り続ける。③個人情報が特定される。④誰もから見られる公共の場。⑤乗っ取り、なりすましがある。⑥ウソの情報も含まれる。
子どもたちの居場所が無いからアカウントを作ってそこに居場所を求めている=承認欲求が満たされていない。 ⇒ 承認欲求が満たされる場づくり、「承認」=「居場所」がリアルで心を許せる場所づくりが大切であることを強調されました。
 SNSに関する知識を深めることと、居場所づくりの大切さを改めて痛感した研修となりました。