明るいあいさつがつくる、心地よい空間
校内を歩いていると、「こんにちは!」と元気な声で挨拶してくれる女子バスケットボール部の生徒に出会いました。すれ違うたびに笑顔で声をかけてくれる姿に、思わずこちらも笑顔になります。なんだか「嬉しい」「楽しい」、そしてちょっぴり背筋が伸びるような、そんな気持ちにさせてもらいました。
そこで、今日は「あいさつ」について少しお話ししたいと思います。
毎日、校舎内では多くの生徒と出会い、すれ違います。本校の生徒は、比較的しっかりと挨拶ができていると感じていますが、改めて問いかけてみたいと思います。
例えば、朝「おはよう!」と先生や友だち、先輩・後輩に声をかけられた時、あなたはどんなふうに返していますか?
①自ら、相手の顔を見て笑顔で「おはよう(ございます)!」と言う。
②「おはよう!」と声をかけられてから、相手の顔を見て「おはよう(ございます!)」と言う。
③「おはよう!」と声をかけられ「・・・・・(言葉が聞き取れない)」と言う。
④「おはよう!」と声をかけられ、無言で顔も見ずに頭だけヒョコっと下げる。
⑤「おはよう!」と声をかけられ、チラッと顔を見て無言で進む。
⑥「おはよう!」と声をかけられも、振り向きもせず、進行方向に突き進む。
さて、皆さんはどのタイプの“あいさつ”をしていますか?また、「あいさつができている」と思えるのは①~⑥のどこまででしょうか?
人によって捉え方は違うかもしれません。でも、「嬉しい」「楽しい」と感じてもらえる挨拶とは、やはり①や②のように、相手の顔を見て、笑顔で返すあいさつなのではないでしょうか。
あいさつには、相手の存在を認め、「私はあなたと関わる意思がありますよ」というメッセージが込められています。こちらから心を開いて声をかければ、きっと相手も心を開いて応えてくれます。
笑顔であいさつを交わすことで、私たちは互いに気持ちよく過ごすことができ、温かい人間関係を築くことができます。あいさつは、シンプルですがとても大切なコミュニケーションの基本です。
どうか皆さんも、明るく元気な「おはようございます!」から、一日をスタートさせてください。そのひと言が、自分の気持ちを整え、そして周囲の空気も明るくしてくれることでしょう。