2018.08.13校長ブログ

◇上智大学見学 ― エントランスのディスプレー、学院創設者高島鞆之助の邸宅であったクルトゥルハイム聖堂 ―

 8月7日(火)上智大学を訪問しました。松崎憲隆氏の案内で大学施設を見学させていただきました。茨木の新キャンパスエントランスを念頭に上智大学エントランスのディスプレーを拝見させていただきました。過去、現在、未来が上手く分かりやすく配置されていました。その後、高島鞆之助の邸宅であったクルトゥルハイム聖堂を見学しました。ルドルフ・プロット神父に聖堂内を案内いただき丁寧な説明を頂戴しました。ルドルフ・プロット神父は36年間山口市の平川ザビエル学生センターの館長をされ、山口大学で教鞭をとっておられました。偶然にも私の在学時期と重なっていたことが分かりました。私は今回のクルトゥルハイム聖堂訪問の機会に拝見したい場所がありました。携帯でNET写真をお見せし、「この井戸は今でもありますか?」とお尋ねすると「ありますよ」と広い庭に案内いただきました。山口県出身の乃木希典大将が静子夫人との見合いの際、お茶に使われた井戸と言われています。乃木希典は若いころ出奔してまで、吉田松陰の叔父である玉木文之進に師事しています。玉木文之進は吉田松陰を厳しく教育した人物です。勝手な想像ですが、きっと学院創設者高島鞆之助は乃木希典を通して玉木文之進の思想の影響を受けていたのではないかと思っています。