2016.06.06校長ブログ

第1回防災訓練

 5限目には、全校をあげての防災訓練を行いました。写真はご協力をいただいた消防署の方からお話を聴いている様子です。
 防災訓練では、想像力を使うことが大切です。今日は訓練だけれども実際に火災が起こったらどうなるだろう、今はこの程度の混雑の仕方だけれど、実際に起こったときはこういうことを考えないといけないなあ、避難の経路を指示されているけれど、この経路が本当に一番いいのかなあ。
 私が生徒諸君に常に伝えていることは、一つの経験から何を導き出すかということがとても大切であり、その力こそが学力の一つの形であるということです。今日、全校で防災訓練という経験をしましたが、そこからいろいろな教訓を導き出したり、自分なりの気づきに基づいてすでに行動を始めたりしている生徒もいることでしょう。今の生徒諸君は、大阪の地で生活するのであれば、生きている間にかなり大きな地震を経験する可能性が極めて高いと言われています。それがひょっとしたら明日かもしれません。それならば、何をするべきなのか。そんな風に思いを巡らせる生徒が一人でも多くいてほしい、そのために私たち教員は、さらに意識を高めないといけない、ということを伝えました。