中学訪問を通じて感じたこと
8月末から、今年度の募集要項が完成したことを受け、入試についての説明のため、先生方に各中学校を訪問してもらっています。私自身も、この期間に20数校の中学校を訪問しました。
各中学校では、本校の教育や入試について熱心に話を聞いていただき、本校に興味を持ってくださっていることを感じる場面も多くありました。本当にありがたいことです。
そんな中学校訪問ですが、私にとっては、もう一つ楽しみなことがありました。それは、懐かしい先生方との再会です。
これまでの教員人生の中でご縁のあった先生方や、かつて本校で一緒に勤務した先生方と、思いがけず再会することができました。
そして、今回訪問した中学校のうち4校では、本校の卒業生が教員として勤務していました。
教頭先生として学校運営の中心を担っている卒業生、長年にわたり生徒指導主事を務めている卒業生。中学1年生の担任として廊下から授業を見ているところで再会した卒業生もいました。
また、別の学校では校長先生から、「自分のクラスだけでなく、学年全体のことまでよく見てくれています」と、その卒業生についてお話しいただきました。
卒業生が、それぞれの場所で先生として頑張っている。
かつて本校で学んだことを知る私にとって、その姿を別の学校で見ることができるのは、本当に嬉しく、少し誇らしいことです。短い時間でしたが、昔のことを思い出しながら話をしたり、近況を聞いたり……。どの再会も、楽しい時間となりました。
学校を卒業すると、生徒たちはそれぞれの場所へ巣立っていきます。そして、私たち教員が知らないところでも、それぞれの人生を歩み、誰かの役に立ち、社会を支える存在になっていく。
今回の中学校訪問を通して、そんな卒業生たちの「今」に出会えたことを嬉しく思います。
そして、ふと思いました。
入試制度や教育内容を一生懸命に説明することも、もちろん大切です。
でも、もしかすると、卒業生がそれぞれの場所で活躍している姿こそが、何よりの「学校紹介」なのかもしれません。
「この先生、追手門大手前の卒業生なんですよ」と紹介できること。そして、その先生が今いる学校で信頼され、必要とされていること。それは、私たち教員にとって何より嬉しいことです。
今回の中学校訪問は、入試のお願いに伺うだけではなく、卒業生たちの「今」に出会う機会にもなりました。
卒業生の活躍は、学校にとって大きな財産です。
私たちも、今いる生徒たちの10年後、20年後の姿を思い描きながら、日々の教育に向き合っていきたいと思います。
これからも、追手門学院大手前で学んだ生徒たちが、それぞれの場所で自分らしく活躍してくれることを願っています。
そして……またどこかで、偶然の「久しぶり!」に出会えることを楽しみにしています。

