2025.06.30校長ブログNEW

【人と人が繋がるということ】

先日、本校の中高サッカー部の生徒たちとともに、花園ラグビー場で開催されたJ3リーグ「FC大阪 vs 福島ユナイテッド」の試合観戦に行ってきました。実はこの観戦、特別なご招待をいただいてのものでした。

というのも、今回チケットをご提供くださったのは、本校サッカー部45期卒業のOBの方々です。しかも、生徒全員分の“カテゴリー1”という上位席をご用意くださり、「後輩たちに良い試合を観せたい」という熱い思いが込められていました。そのお気持ちに、私たち教職員も生徒たちも、心から感謝の気持ちでいっぱいです。

この試合では、ハーフタイムに元ET-KING(保護者の皆さまには馴染みがあるでしょうか)のボーカル・Bucci(ブッチ)さんによるミニLIVEも行われ、サッカーだけでなく音楽の力でも大いに盛り上がりました。実はこのBucciさんとFC大阪の社長は、私の友人でもあり、そしてそのきっかけもまた、本校卒業生を通じてのご縁でした。

さらに試合当日、もうひとつ嬉しい出会いがありました。FC大阪のスタッフとして働いている、かつて茨木中高時代の教え子に再会したのです。彼はガンバ大阪ユースから早稲田大学に進学し、大学時代は関東リーグで優勝するなど輝かしい活躍をしていました。しかし、大学4年次に大きなケガを負い、その後はJリーガーとして3つのクラブを渡り歩きながらも、最後に選手生活を終えたのがこのFC大阪。そして今は、裏方としてクラブを支える立場でサッカーと関わり続けています。こうして彼とも再び繋がることができたのは、まさに「人の縁」の不思議さとありがたさを感じる瞬間でした。

サッカー、音楽、教育、それぞれのフィールドを越えて人と人が繋がっていく――そんな“つながりの力”を強く感じた一日でもありました。

この日の試合は、FC大阪が7対1の快勝。タフな守備、献身的なハードワーク、そして迫力あるゴールシーンの数々に、観戦したサッカー部員たちは大いに刺激を受けたはずです。プロのプレーに触れることで、技術だけでなく、姿勢や心構えといった面でも多くを学んでくれたことでしょう。

日々の学校生活の中では、目の前のことに一生懸命になるあまり、周囲との“つながり”のありがたさを見失ってしまうことがあります。しかし、こうして人と人とが繋ぎ、支え合う姿に触れることで、生徒たちにも何か感じるものがあれば嬉しく思います。

私たちの人生は、まさに「人と人とのつながり」で出来ている――そんなことを改めて強く感じる一日となりました。

『頑張れ! FC大阪!! Bucciさん!! 追手門大手前生!!!』