PTA講演会を終えて 〜夢を追い続けるということ〜
1月28日、本校PTA教養進学委員会主催によるPTA講演会が開催されました。
当日は、追手門学院小学校出身で、iPS細胞研究者、そして現在はバイオベンチャー企業の経営者として活躍されている田邊剛士先生をお迎えしました。
演題は『小学校からiPS細胞研究者へ そしてアントレプレナーに夢を追い続ける旅』。
田邊先生は、京都大学・山中伸弥教授の研究室でiPS細胞研究に携わり、世界で初めてヒトiPS細胞が樹立された論文にも名を連ねた研究者です。現在は、「iPS細胞を一人ひとりの手に」という理念のもと、バイオベンチャー企業を立ち上げ、研究と社会実装の両面から未来の医療に挑戦されています。
本学院の卒業生が、世界を舞台に最先端の分野で活躍されていることを、私たちはとても誇らしく感じました。
講演では、まず「そもそもiPS細胞とは何か」というお話から始まりました。
難しく聞こえがちな最先端医療の話題も、「老化は避けられないものではなく、治療の対象になりうる」という視点や、再生医療が私たちの暮らしにどのような可能性をもたらすのかといった具体例を交えながら、非常にわかりやすくお話しくださいました。
また、研究者として、そして挑戦を続ける一人の人間として大切にしてきたことについても語ってくださいました。
「一つのことにコミットし、すぐに結果が出なくても、長く粘り強く続けること」。
この言葉は、研究の世界に限らず、私たち大人にも、そして子どもたちにも深く響くメッセージだったように思います。
さらに、ご自身の生い立ちや、追手門学院小学校で学んだ日々についてのお話も印象的でした。
興味をもったことを大切に見守ってくれたご家庭との関わり、最後までやり抜く粘り強さ、そして規律を重んじる姿勢。
それらが、現在の田邊先生の礎となっていることが、穏やかな語り口の中から自然と伝わってきました。
講演後には、「とても分かりやすくて楽しかった」「考えさせられる良いお話だった」という声を多くの方からお聞きしました。また、多くの聴講者の方が先生のもとに並ばれ意見交換などをされていました。
当日は本校PTAの皆様だけでなく、茨木中高PTAの皆様にもご参加いただき、会場は温かく前向きな雰囲気に包まれていました。
あらためて、ご参加いただいた保護者の皆様に感謝申し上げます。
そして、貴重なお話をお聞かせくださった田邊先生、本当にありがとうございました。
ぜひまた、“お話のおかわり”をお願いしたいと思います。
