資格失効・・・
私事で恐縮ですが、このたび日本サッカー協会の審判員資格を失効することとなりました。
高校2年生で4級審判員を取得し、大学2回生で3級へ昇級、そして1997年のなみはや国体の際に2級審判員に推薦を受け、昇級させていただきました。2級になってからは、全国大会での審判や高校選手権大阪大会決勝のピッチにも立たせていただくなど、多くの貴重な経験を積ませていただきました。また、そのご縁から高体連やサッカー協会の仕事に関わる機会もいただき、普段では出会えない多くの方々とつながることができました。
振り返れば、この資格は私のサッカー人生の一部であり、自分自身を形づくる大切な礎の一つであったように思います。
ここ数年は、実際に審判を務める機会はほとんどありませんでしたが、それでも毎年資格更新を続けてきました。しかし今年は、忙しさに紛れて更新期限を失念してしまい、結果として45年近く持ち続けてきた資格を失効することとなりました。
使っていなかった資格だから仕方ない、と割り切れる部分もあるのかもしれませんが、それ以上に「無くしてしまった」という思いが強く、どこかぽっかりと穴が空いたような感覚があります。自分を支えてきた一部を、自らの不注意で手放してしまったことに、少しばかりの悔いと恥ずかしさも感じています。
もちろん、再取得することは可能です。ただ、この出来事を通して、形として残っているものだけでなく、その背景にある時間や積み重ねの重みを、あらためて考える機会となりました。
日々の忙しさの中で、つい見過ごしてしまいがちな「大切なもの」。それは資格のような目に見えるものだけでなく、人とのつながりや、自分が積み重ねてきた時間そのものかもしれません。
皆さんにとっての「大切なもの」は何でしょうか。どうか、それを失ってしまう前に、少しだけ立ち止まって見つめてみていただければと思います。

