3月27日、STEAM Japan Award 表彰式が開催され、全国から59チームのファイナリストが参加しました。この中で、ロボットサイエンス部の「盲導犬ロボットの研究と開発」が、日産財団賞を受賞しました。長期にわたり本プロジェクトに取り組み、盲導犬が信号を認識できない課題を機械学習を用いて解決するなど、実現に向けたプロトタイプの開発に対して、高い評価をいただきました。審査委員長の山崎宇宙飛行士からも、唯一、直々に講評をいただき、喜びをかくしきれません。開発した生徒の受賞コメントを紹介します。

受賞生徒（高2 安井昌望）
盲導犬には盲導犬の不足やユーザーの受け入れ拒否などといった問題があります。これらの問題を解決するために盲導犬ロボット「あいドッグ」を開発してきました。STEAM JAPAN AWARDで盲導犬ロボット「あいドッグ」が日産財団賞に選ばれ、正直、驚きましたが、自分が4年間やってきた努力が実ったのではないかと思います。また、この賞を受賞できたのは、ひとえに多くの方々のアドバイスや支援のおかげです。
この賞を受賞したことでプロジェクトを終わらせず、実際に目の不自由な方、そして社会をよりよくしていくために、これからも開発に取り組み、10年後、20年後に盲導犬ロボット「あいドッグ」が街で動いていることを目指し、頑張っていきます。この度は栄誉ある賞をいただきありがとうございました。また、評価してくださった審査員の皆様に御礼申し上げます。

久村春芳特別審査員（日産財団理事長)様からの講評
盲導犬不足という、非常に重要な社会課題に着目し、技術で解決することに挑戦している素晴らしい作品だと思います。実現に向けて必要な要件をしっかりと分析し、すでに一部の機能まで実装し性能まで確認できているという点も印象的です。完成を楽しみにしています！

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