2026.06.25校長ブログ

探究が旅をつくる――GSコース研修報告

2週間にわたり、高校2年生のマレーシア修学旅行とGSサイエンス研修に帯同しました。ここではGSコースのサイエンス研修について報告します。

13名という少人数での研修でしたが、準備段階から実行委員長を中心にGSコースの生徒たちが主体的に取り組み、しおりの作成やグランドルールづくりも自分たちで行っていました。単なる「研修旅行」ではなく、「自分たちでつくる旅」にしようとする強い意志が感じられました。

現地での見学でもその姿勢は一貫しており、講話を受け身で聞くだけではなく、自ら興味を持った点について積極的に、そして踏み込んだ質問を行っていました。その姿に、訪問先のロート製薬の方々も驚かれていました。見学後、生徒が私に「めっちゃおもろいです」と話してくれた一言が、この研修の本質を表していたように思います。

探究活動では、現地ヒアリングをもとにテーマを絞り込み、久米島での地域活性化への提言発表を行いました。当日は現地から9名の方にもご参加いただき、ご講評を含め、多くの称賛の言葉をいただきました。

最終日は那覇でOIST(沖縄科学技術大学院大学)において、久米島での探究活動を英語発表を予定していましたが、台風7号の接近により急遽予定を変更し、1日早い帰阪となりました。このことは非常に残念で生徒たちも悔しい思いをしました。

研修中は教員からの指示を最小限にとどめ、連絡・調整・時間管理の多くを生徒自身が担っていました。小さな遅れであっても互いに声を掛け合い、何とか乗り越えようとする姿は非常に頼もしいものでした。
1年前にGA/GSコースとして、ともに訪れた台湾研修と比べても、確かな成長が感じられたことが、今回の大きな収穫です。

余談ですが、私自身、本校から久米島を訪れたのは2回目で、当時(56期生)の中学2年学習旅行で植樹した木も見ることができました。残念ながら自分のクラスの木を特定することはできませんでしたが、あの時間が今も確かに根付いていることを実感しました。