先生方も勉強中!!
中間考査期間の校内は、問題に向き合う生徒たちの真剣な空気が漂っています。
けれども、“学び”を深めているのは生徒だけではありません。先生方もまた、日々の授業をより良いものにするために研修や実践を重ねています。
10月15日には、体育科の先生方が中心となり、「両中高合同実技研修会」が本校で開催されました。茨木中高からは8名の先生方が参加され、本校の山内将馬先生による実技授業をもとに、「オランダ体育」にスポットを当てた研修が行われました。
終始、和やかな雰囲気の中にも、授業指導を真剣に見つめ合う先生方のまなざしが印象的でした。私自身もジャージに着替えて参加させていただきましたが、そこには“体育の授業”の新しい形がありました。
従来のように「技術・体力・精神力」を鍛えるということではなく、「協働」「協調」「安全」といった要素を重視し、いかに楽しく、いかに全員が主体的に関われるか、そしてその中で“勝負”の面白さをどう生かすか――。体育授業が持つ可能性を改めて感じる時間となりました。
また、その後の研究協議では、茨木・大手前両中高の先生方が互いに意見を交わし、親睦を深める場にもなったことは、大きな収穫でした。こうした交流を通じて、同じ学院の中での学びがさらに広がっていくことを嬉しく思います。
さらに10月17日には、「第2回教員対象救急講習会」が実施されました。7月の第1回に続き、今回は未受講の先生方を対象とした講習です。
講師の指導のもと、心肺蘇生法などの実技に取り組む先生方の表情は真剣そのもの。「人の命、生徒の命」を守るために必要な知識と技術を身につけようとする姿勢に、改めて教員としての責任と覚悟を感じることが出来ました。。
不安そうにしながらも、手技を一つひとつ確認していく先生方の姿は、生徒の安全を考える“プロフェッショナル”でした。
こうした取り組みが積み重ねられてこそ、生徒・保護者の皆さんが安心して学校生活を送ることができるのだと感じます。
生徒が学び、先生も学ぶ。
その姿勢こそが、追手門学院大手前中高の大きな力であると改めて感じた一週間でした。