大阪・関西万博でのロボットサイエンス部の活躍
7月25日、大阪・関西万博のアイルランド館にて、本校ロボットサイエンス部の生徒たちが発表を行うということで、顧問の福田先生、生徒3名とともに帯同させていただきました。
今回の発表メンバーは、高校3年生の小澤さんと、中学2年生の前田さん、秋山さん。私はこの一日で、数えきれないほどの“驚き”をもらいました。
まず、万博会場・夢洲に向かう移動中のこと。中学2年生の前田さんと秋山さんが、日頃のロボットサイエンス部での取り組み、そして今回の発表テーマである「渋滞解消を目的とした未来型交通システムの開発」について、熱をもって説明してくれました。こちらの質問にも的確に答え、自分たちの研究内容を自信を持って語る姿に感動しました。また、その横で、後輩の話に耳を傾けながら、さりげなく補足や励ましの言葉を添える高校3年生の小澤さんの姿に、別の驚きと頼もしさを感じました。学年間の自然なつながりとチームとしての一体感がそこにありました。
会場となったアイルランド館では、アイルランドから来日した「@BTYSTE 2025」の優秀な学生たちのプレゼンテーションがあり、日本からは大阪を代表して4校が発表。その中で本校は、「未来型交通システム」の研究成果を英語で発表しました。
本校のの堂々たるスピーチは、聴衆を惹きつける迫力があり、落ち着いた英語のプレゼンも非常に明快で、聞く人の心にしっかり届く内容だったと思います。
さらに感心させられたのは、発表後の交流時間です。軽食を囲みながらのネットワーキングの時間になると、3人の生徒たちは「ここからが大事なんです!」と、自ら積極的に海外の学生や大人たちにも話しかけていきました。年齢も国籍も問わず、自分の関心を軸に堂々とコミュニケーションを図る姿に、またまた驚かされました。
知識や技術だけでなく、こうした「伝える力」「つながる力」を備えた生徒たちの姿に、教育の大切な本質をあらためて感じさせられた気がします。
その後は、酷暑の中ではありましたが、少しだけ万博会場も散策しながら、生徒たちとたわいもない会話も楽しませてもらいました。リラックスした笑顔はいつもの中高生です。しかしながら、今後の成長が本当に楽しみに思える楽しい時間でした。
ロボットサイエンス部は、ここから全国大会、そして世界大会に向けて挑戦を続けていきます。これからも応援していきたいと思います。