2025.08.30校長ブログNEW

中学サッカー部 私学大会予選リーグでの奮闘

8月30日、中学サッカー部が出場している私学大会の予選リーグを観戦しました。対戦相手は、全国大会の出場経験もある強豪・賢明学院。
この猛暑の中で大会を運営してくださる方々、応援に駆けつけてくださる保護者のみなさま、そして引率してくれている先生方には、本当に頭の下がる思いです。

さて、本校サッカー部の部員は現在11名。そのうち1名はケガで出場できず、さらに1名が体調不良で欠席。結果、9名でのキックオフとなりました。試合開始直後から守備に回る時間が長く、思うようにボールを保持できない展開が続きました。それでも選手たちは果敢にボールへ向かい、ひたむきに戦い続ける姿を見せてくれました。特に、ケガで出場できない選手に代わり、急きょゴールを守ることになった“即席GK”が、体を張ってゴールに立ち向かっていた姿は印象的でした。

試合の結果は、大差での敗戦。けれども、その中にたくさんの収穫がありました。人数が少ないということは、常に数的不利を背負うということ。自分の役割を果たすだけではなく、仲間のカバーも必要になります。そうした状況の中で、中学3年生の選手がハーフタイムに作戦ボードを手に取り、「前半はここが難しかった。こう動いてほしい」と仲間に伝えている場面がありました。周囲の選手たちも耳を傾け、その後の指導者の指示を受けて後半に臨む姿に、大きな成長を感じました。
勝負の世界ですから、もちろん勝ってほしいという思いはあります。けれど、それ以上に、一歩でも、一センチでも前進しようとする姿を見られることが、私にとって嬉しい時間です。

この秋には大阪市のブロック大会も始まります。次は11人そろって、再びグラウンドに立つ姿を応援できることを楽しみにしています。