2018.08.03校長ブログ

◇第3回関西教育ICT展を参観してきました ― ICT活用の最先端の一端に触れることができました ―

 体感気温45℃の大阪市内、インテックス大阪で開催されたICT展を参観しました。多くの企業の各ブースからは、最先端の映像やプレゼンの声が飛び交っていました。先端機器、ソフトにも興味はありましたが、今回の参観の目的は、高橋 純 先生(東京学芸大学教育学部准教授)の「主体的・対話的深い学びを実現するための授業づくりとICT活用」と題するセミナーをお聴きすることでした。経済産業省の資料も示し、“課題先進国”である我が国の社会システムの再構築のための教育の変革なども語られました。短い講演でしたが、いくつか印象に残る言葉がありました。
 授業で「思考力」は高められないが、必死で考えたかどうかが重要。そのことを積み重ねていって、数か月後に「彼は思考力が高まったようにみえる」と評価できる。ICTの使用は、一斉指導の延長線上であるが、誰の頭をフル稼働させるかが問題であり、生徒の頭をフル稼働させるツールとしてICTは大切。要は、物事を学ぶ手順が分かっていれば自分から学べる、手順さえ分かっていれば生徒はICTを駆使して自分から学ぶ。