本日、ZOOM朝礼の後、LHRを開催しました。題材は「コロナの次に来るもの」です。日本赤十字社から配布されているシートを活用し、コロナウイルスの持つ病気、不安、差別の3つの顔を紹介し、生徒たちと議論をしました。生徒はZOOMのチャット機能を利用し、今思っている事、感じている事をたくさん共有してくれていました。また不安に打ち勝つ方法では、散歩をしたり家族とのドライブなど自分なりの方法をたくさん紹介してくれました。その中でも一番議論になったのは、医療従事者に対する発言でした。この発問は看護師の母を持つ親友に対して、ある友達がコロナにうつるという発言をしたとき、どう感じるかといった内容でした。「最低だな」「怒りを通り越して呆れる」といった発言や「でも怖い気持ちはわかる」「人間は恐怖で変わってしまうのだな」、「失礼だとは思うけど、自分がかかるかもしれない不安があるので逆の立場ではわからない」等の発言も見られ、様々な立場や方向から考えている姿が印象的でした。
　たくさんの生徒が普段の授業同様に積極的に関わってくれ、リフレクションでも、これまでは他の生徒のコロナに対する思いがわからなかったがそれを知れたことがよかった、学んだことをみんなに伝えていきたい等の肯定的な意見が多かった。オンラインでの道徳的な取り組みは子どもたちの思いを表に出させることが非常に難しそうだなという印象を持っていたが、思いを伝える、言葉にするという機会が普段よりも少ない現状で、子ども同士、意見を言い合える場ができると積極的に議論できるのだなと改めて感じることができました。