今年の研究テーマを私たちは「水」に設定しました。さらに「重油による環境破壊」に注目しました。
注目のきっかけとなったのは、2018年に台風21号による、関西国際空港への連絡橋にタンカーが衝突した事故です。
この事故でタンカーから重油が漏れることは発生しませんでしたが、重油の流出は、人間や生物、環境に大きな影響を及ぼします。
そして今年7月には南アフリカにあるモーリシャスという国で、船が座礁し、重油が流出した事故が発生しています。
また昨年、私たちのクラブでは、画像認識でゴミと生物を判別し、ゴミだけを種類別に回収するロボットの製作を行いました。
この経験を活かし、今度は流出した重油を回収できないかと考え、私たちは流出した重油を、納豆のネバネバ成分にも含まれているポリグルタミン酸を使った水質浄化剤を使って回収を行う、流出重油回収システムの開発を始めました。
8月25日、ポリグルタミン酸を使った水質浄化剤で、世界中の水問題の解決に取り組んでいる、小田兼利さんのもとを訪問し、実験の見学や貴重なお話を聞くことができました。
今回のお話を聞いて今一度、私たちの目標を再確認できた機会となりました。
これからも目標に向かって開発や研究を進めていきますので、応援よろしくお願いいたします
ロボットサイエンス部　水の研究班