【高校2年生(75期)】
探究旅行(九州方面)4日目(阿蘇の自然と共に過ごす1日)
4日目の午前中は阿蘇の自然と科学にふれる体験学習を行いました。生徒たちは2つのコースに分かれて活動しました。
一つ目のコースでは、「リモナイト(褐鉄鉱)」の製造を行っている企業を訪問。阿蘇山の火山活動から生まれたリモナイトの成り立ちや活用方法について、実験を交えながら学びました。自然の営みと産業のつながりを肌で感じる貴重な時間となりました。
もう一つのコースでは、阿蘇火山博物館を訪れ、学芸員の豊村さんからキャリアについてのお話を伺いました。「どこに行くかではなく、何をするかが大切」という言葉に、多くの生徒が深くうなずいていました。また、阿蘇の特徴的な地形について、模型を用いて学ぶことができました。
昼食後は全体で記念写真を撮影し、再び2つのグループに分かれて阿蘇の自然とふれあう体験を行いました。
一つは、阿蘇の大草原をマウンテンバイクで駆け抜ける「牧野ライド体験」。ガイドさんの案内のもと、カルデラの広がる雄大な風景の中を風を感じながら走りました。
もう一つは「阿蘇ミルク牧場」での体験。ひつじやヤギとふれあい、ヤギレースではみんなで順位を予想しながら大いに盛り上がりました。さらに、阿蘇産の濃厚な生クリームを使ったアイスクリーム作りにも挑戦。自分たちで作ったアイスの味は、旅の疲れを忘れるほどの美味しさでした。
夜はホテルでの夕食を終えた後、「星のミュージアム」にて天体観測を予定していましたが、あいにく雲が広がり、星空を見ることはほとんどできませんでした。それでも、解説を聞きながら宇宙への興味を深める時間となり、学びの多い1日を締めくくりました。