【高校3年生(72期)】
異文化交流のあわい
6月26日(金)、アメリカ・テキサス州にある Austin Community College(オースティンコミュニケーションカレッジ)より大学生14名が本校を訪問されました。
高校3年生では、3年2組の教室にて5時間目の英語の授業で交流を行いました。
生徒たちの英語、アメリカからの大学生の日本語はどちらも完璧ではありません。しかし、彼ら彼女たちがコミュニケーションを図ろうとするときの工夫は非常に相互理解に根ざしたものでした。
言いたいことがうまく伝わらないときには、お互いに母語に頼りますが、その際に口からでる単語は、いわゆる文法的に正しくない言葉です。
ある生徒は「休憩」が伝わらないとき、「休むこと」「*休みこと」という風に言い換えをしていました。
私たちは、英語で高度なコミュニケーションを取れるようになるために日々学習をしています。英文法を勉強し、単語帳で語彙を覚えます。
しかし、この学習には終わりがなく、またある日突然英語での会話を迫られることもあります。
そうした中で、今回見られたような意思疎通のための創意工夫を行う経験は非常に大事な意味を持ったと思います。
普段の授業とは異なり、授業をする側・受ける側の境目があいまいとなり、お互いに交流を成立させる一員として過ごした45分間はとても活気にあふれていました。