「進化型海上ゴミ回収ロボット」で、世界に挑戦!
ロボットサイエンス部 オープン部門リーダー 辰巳瑛(高2)
11月8日~10日、世界中の小中高生が集うロボットコンテストWRO 世界大会(ハンガリー)に日本代表として出場しました。私たちが出場したのは、オープンカテゴリー。国連が提唱するSDGsのゴール目標に対して、独自の発想でロボット開発し、その解決方法を提案するというものです。私たちは、G20でも話題になった海洋ゴミ問題に注目し、「画像認識を使用した進化型海上ゴミ回収ロボット」を製作しました。特徴は、サーバーを使って物体を判別し、海上の生物に危害を加えることなくゴミだけを回収するシステムです。
これまで幸運にも5年連続で世界大会に出場してきましたが、今回のロボットが、過去最高のロボットと自負して大会に挑みました。自信はあったのですが、結果は17位。世界の壁に打ち負かされました。自分たちのロボットの素晴らしさをうまく伝えることができず、悔しく、寂しさも感じました。
中学1年生から挑み続けて、今回が最後の大会でした。私がこの厳しい世界に5年間も居続けられたのは、ロボットで世界を変えることに面白みを感じていたからです。そして、一緒に挑戦するチームメンバーがいて、顧問の先生、大学生のコーチが支えてくださいました。いうまでもなく、製作環境は重要なので、あらためて感謝の気持ちを伝えたいです。あと、数ヶ月で引退となりますが、これまで培った力を新たな場で、活かせるように頑張ろうと思います。